本記事は、企業の公表資料に基づく取引の紹介です。当センターが仲介・支援した成約実績ではありません。入間市の会社の売却事例として扱うものではなく、建設会社の承継を考える参考情報です。
取引の比率・日程を公表資料で確認
2022年1月27日の共同発表で、当時のミライト・ホールディングスは、西武鉄道が保有する西武建設株式の95%を取得することを決議し、同日、株式譲渡契約を締結したと説明しています。取得株式数は53,200,000株、西武鉄道の残存持分は5%です。全株式の取得とは異なります。
1月発表の実行日は2022年3月31日の予定でした。その後の第12回定時株主総会の連結注記表は、同日を株式取得日、取得議決権比率を95%と記載しています。契約時点の予定と、後の資料で確認できる取得を分けて読むことができます。
発表時の取得価格は、アドバイザリー費用等を含む合計約620億円。後の連結注記は、取得原価61,202百万円と取得関連費用473百万円を別に記載しています。資料の時点と定義を保ち、単純に合算した額を独自の確定買収額として示さないことが大切です。
建設会社の譲渡企業が整理したい4つの項目
以下は同種案件での一般的な確認事項です。西武建設の内部調査結果や、実際の契約条件を示すものではありません。
- 工事ごとの状況:受注残、進捗、追加変更、入金予定、原価の見通しを工事台帳で整理します。決算書と現場の情報がつながる資料が役立ちます。
- 技術者と協力会社:担当工事、保有資格、引継ぎ可能な業務、協力会社との関係を把握します。許可や配置要件の扱いは個別条件に応じて確認します。
- 取引先との継続条件:主要発注者、請負契約、保証・保険、外注契約について、株主変更時の通知や確認が必要かを契約書で調べます。
- 譲渡後の関わり方:全株式を売却するのか一部を保有するのか、経営者がどの期間関わるのか、説明・判断の窓口をどうするかを整理します。
相談前に準備できること
まず、主要工事の一覧と組織図に、今後一年の受注・人員・資金の見通しを添えてみてください。金額だけでなく、従業員の雇用、取引先との関係、経営者の引継ぎ期間など、守りたい条件も相談の出発点になります。
初回は取引先名や個人名を伏せた事業概要からお伝えいただけます。会社売却・事業承継を相談する
出典
公表情報の確認日:2026年9月7日。公表された取引目的は成果の保証ではありません。一般的な検討事項の適用は、自社の契約・事業・希望条件に応じて確認してください。




